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【意味がわかると怖い話】呪いの本に書かれていた儀式

両親を殺されたS村さん

私の同期には、S村さんという男性がいます。
明るく生真面目な性格で、周りの人からも信頼されるような人でした。

私は彼と同じ趣味を持っていたため、休日に遊びに行ったりすることも多く、他の同僚よりも少し仲が良かったです。
そんなS村さんにはある秘密がありました。

彼は大学生の時に、部屋に侵入した強盗に両親を殺されたそうです。
その強盗は捕まり、裁判にかけられましたが判決は終身刑。
極刑を望んでいたS村さんにとっては、悔しい判決だったと言います。

彼は、お酒の席でそのことを話してくれて、同時にできればどんな手を使ってでもあの強盗を殺してやりたいと怒りに満ちた声で言っていました。

呪殺の方法が書かれた“呪いの本”

ある休日、私はS村さんにすごい本が手に入ったから家に来てくれと言われ、彼の家を尋ねました。
彼の手には、怪しげな古書。
彼はそれを「呪殺のやり方が書かれた本だ」と言い、私に手渡しました。
表紙を開けるとそこには

この本に書かれているとおりに儀式を行えば、相手を死に至らしめることができます。
しかし、手順を間違えれば、呪いはあなたに返ってきます

と書かれていました。

ますます胡散臭く思った私が、冗談半分でS村さんに「これでもし強盗を呪い殺すことができれば儲け物なんじゃないのか?」と言うと、彼は「じゃあ、やってみるか」と言い、儀式の準備をしました。
早速彼は床に白いペンで魔方陣のような紋様を書き、その真ん中にS村さんは立ちました。

そして、手に呪いの本を持って一つ目の手順を読み上げました。

まずはじめに目を閉じ、呪いたい相手の顔と名前を思い浮かべます。

読み上げると彼は静かに目を閉じ、強盗の顔と名前を思い浮かべ始めました。

しばらくすると、次の手順を確認し、彼は読み上げます。

どんな苦痛の中相手が死んでほしいかを思い浮かべてください。

S村さんは強盗に与えたい苦しみを想像し、「この世のあらゆる苦しみを……」と小さくつぶやきました。
またしばらくして、最後の手順を確認し、読み上げました。

目を開けて自分の名前を唱えながら魔法陣を出なさい

最期の手順を迎え、彼は自分の名前を唱えながら魔法陣を出ました。

しばらく待ちましたが、何かが起こるような兆しもなく、「二人でなにしてるんだろうな?」と笑い合いました。
その日はその後何かをしようという気にもなれず、私は彼の家を出ました。

次の日、出勤した私はS村さんが家で死体で見つかったという話を上司から聞きました。
噂によると、彼はまるで拷問でも受けているかのように苦しんだ表情をして死んでいたそうです。

next>S村さんの死の真相とは一体!?

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